中国で見つけたガラクタ 第二章

1986年中国初上陸以降、中国や台湾で発見した「ガラクタ」の様な出来事を紹介するBLOGの第二章です。

北海道の中馬鹿

北海道の大馬鹿は酒と女と中国でしたが、中馬鹿は酒だけです。
女っ気は全くありません。
ですが、夜は長いです。明け方まで飲むことも珍しくありません。上海にやってくると大変です。
大体終電はないし、夜遅くまで店はやっているし、出張者の部屋に行けば帰る必要はありません。
翌朝はどうしようもありません。午前中に会社にたどり着ければ上出来で、普通は午前休になってしまいます。

私の上海駐在中(日本人は私一人だった)は上海が大発展したこともあり、お客様がひっきりなしにやってきました。私が一人で困ったときは、この中馬鹿に助けを求めお客様の市中引きずり回しの刑をお願い致しました。
すると出張者は翌日会社に来ませんでした。来たとしてもくたくたにくたびれて、仕事ができず、助かりました。

この中馬鹿の酒飲みは、社内関係者だけでなく、奥様方にも有名でした。
今日は中馬鹿に捕まって...なんて言うだけで、言い訳がつきました。奥様方にも酒は飲むけど女で失敗することはない、とのお墨付きです。

そんなことから、中馬鹿はアリバイ作りによく利用されました。
OさんもSさんも度重なる飲み屋通いが奥さんにばれ、修羅場になったことがあったそうですが、そんなとき出張中の中馬鹿に国際電話をかけ、虚偽の「無実の証明」を何度かしたそうです。
でもある時は、Oさんの奥さんにいきなり電話口で怒鳴られ、もう二度と旦那とつきあわないで欲しい、と怒られたそうです。

中馬鹿はこんな感じでいつも楽しく飲んでいます(2004年12月Q太郎にて)
chu

そういうことから、私も将来の万が一の保険のため、この中馬鹿と今日も飲みに行ってきます。

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