中国で見つけたガラクタ 第二章

1986年中国初上陸以降、中国や台湾で発見した「ガラクタ」の様な出来事を紹介するBLOGの第二章です。

中国大学生は就職難

中国は9月から新学期ですが、卒業を控えた4年生は、最後の半年くらいはほとんど学校に行かず、旅行に行ったり、あるいは少し早めに仕事を始めたりします。

ですので、新入社員の採用活動は年明けあたりから3月くらいがピークでした。ただ、名門大学生は早々と就職を決めているので、ピーク時まで残っている学生は学業成績はいまいちでした。


さて、数年前から中国では大学を卒業しても職がないという就職難が伝えられていましたが、オリンピックを前にしても改善していないようです。
日系企業の面接…熱気 「氷河期」の中国大卒者 
2007.12.10 09:40 msn産経ニュースより

8日、北京市内で開かれた日系企業合同就職説明会。学生が押しかけ熱気にあふれた 【北京=野口東秀】北京市内で8日、北京周辺の日系企業で構成する中国日本商会(在中国日本商工会議所)による合同就職面接が行われた。中国は大学の新卒者にとって「氷河期」といわれているだけに、同商会の面接に参加する中国人学生数が年々増え、同日は41社に対し1400人を超えるなど、会場は熱気に包まれていた。

北京大学大学院で日本語を専攻する陳暁鑫さん(26)は「友人は日系の大手家電勤務。月給は3500元(約5万2500円)もらっている」と話す。陳さんも日本での就職希望組。

中国政府の公式説明では、中国での就職率は6月の卒業後数カ月で70%台だが、中国中西部や東北部など雇用が厳しい地方では、大卒者の初任級が1000元(約1万5000円)程度と労働者の平均給与を下回る地域もあり、“氷河期”との指摘は少なくない。

外交学院で日本語専攻の王舜さん(21)は日系航空会社のほか、10社ほどの面接を受けた。王さんは「ソニーに就職したい。給料が良いしさまざまなことを学べる。5-10年勤務し、その時の条件を考えて転職か続けるか考えます」と待遇重視。王さんのように中国人はキャリアアップ志向が強い。外資系でキャリアを積み、30代半ばから独立というのが理想。

今年の大学生卒業者予定数は2001年に比べ5倍の約560万人(前年比64万人増)に激増し、超エリート人材を除けば、「買い手市場」だからだ。中国の学生にとり就職は年々“狭き門”となっている。

ちなみに私が上海にいたときは、新卒はあまり採用しませんでした。私が携わっていたIT分野では人材の流動が激しく、新卒は平均2年程度で転職していくからです。教育が終わったらすぐにやめていくというような具合でしたので、まったく無駄な投資でした。

2年程度で辞めていく本人たちは全く罪悪感はないらしく、当然のように転職していきますし、私の会社でもそういったメンバーをしょっちゅう採用していました。一度転職してきたメンバーもやはり2~3年で転職しますが、教育期間がないので、一般ワーカーとしては十分でした。
しかし、中核になるリーダークラスを育成するには、さらに2~3年程度の経験が必要です。ですので、本当に気を遣ったのは30歳前後のメンバーの採用でした。当時はIT自身の歴史が短く、30歳前後でばりばりの社員なんてそうざらにいませんでしたので、本当に苦労したのを思い出します。


転職でステップアップしていくのが彼らのスタイルかも知れませんが、そういったスタイルはやはり日系企業には向いていないと思います。
一旦採用したからには、その会社の文化・風土も含め、技術・人脈を作っていってもらいたいですし、長くいればいるほど自分の力が発揮できるのが日系企業の特徴だと思います。そこがなかなか理解してもらえず、給料につられ、ちょっといやなことがあるとすぐに辞めていく社員がいかに多いことか。

そういったことで、採用する側も新卒を採るメリットが感じられないので、この記事のように、よりいっそう就職難になるのではないでしょうかね?

Comments

多拿花
中国留学組は、個人的な偏見かもしれませんが、本当に真面目に勉強する人と、アルバイトばかりして小金稼ぎをする人に大別されると思います(もちろん生活のためにアルバイトに明け暮れる人もいるでしょうが)。

前者と後者では大きな隔たりがあるため、中国人像がわかりにくくなっているものと思います。

ただ全体的には独立志向が強く、将来は老闆(社長)になりたい人が多い様です。
留学も、アルバイトも、転職も、老闆になるための経験だと割り切ってるんじゃないでしょうかね。
2007/12/12 08:37 AM
ashmama
最近、研修や勉強会に参加すると中国を始め、各国の人達が参加してきます。彼らは日本で働いている方たちなのですが、ご指摘の通り、日本で学びステップアップして、次の世界に飛び出す人たちばかりです。
彼らを受け入れる企業はある意味それを当然としているわけで、彼らだけではなく、日本人もそのような考えを持っている人が結構いるかも。
でも、これは、一部の優秀な方だからこそ。
実際、生活のために日本に来られる方は、せっかく修得した技術を本国で活かせない人も多くいるとか。
なぜならば、中国人は群れをなすのが嫌いだからと中国ごの先生にいわれました。本当ですかね。
私から見ると、日本に来ている中国の方って結構、集団で動いているような気がしますけど・・・。
2007/12/11 12:56 PM

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